はじめてのスマーホ・アプリ作成！～金宏和實「作ればわかる！Androidプログラミング・Kotlin対応」(2019)

 参考書を頼りに、スマートフォンのアプリを、はじめて作成しました。OSはAndroid、開発言語はKotlinです。


★ようやくスマーホ購入！　さあ、アプリを作るぞ！
　これまで10年以上、ガラケーを使っていました。しかし先月（2021年11月）、ようやくスマートフォンを購入しました。せっかくなので、これを機に、スマートフォンのアプリを作成しようと思い立ちました。ネット独学はハードルが高そうだったため、書籍を購入しました。金宏和實著「作ればわかる！Androidプログラミング・Kotlin対応～10の実践サンプルで学ぶAndroidアプリ開発入門」（2019/6、翔泳社）です。


　Android（アンドロイド）で動作するアプリを作るので、スマーホでも、タブレットでも動くはずです。「Kotlin（コトリン）」という、比較的新しい言語を使います。このKotlinは、「Java（ジャバ）」と同様に、JVM（Java Vertual Machine；Java仮想マシン）で動作するプログラムを生成するそうです。

　この書籍には、開発環境の準備から、実際的なプログラムの作成、実機スマートホンによる確認までがカバーされています。作例も、メール送信、センサー読み取り、Google地図利用など、さまざまな要素が含まれ、バラエティに富んでいます。まずはひととおり「広く浅く」学びたい私にとって、もってこいの書籍だと感じました。


★完成！「ボードゲームをリクエストするアプリ」
　開発環境「Android Studio（アンドロイド・スタジオ）」は、なんと無料です。テキストエディタ、画面デザイナー、コンパイラ＆ビルダー、さらにはスマーホ／タブレットのエミュレータまでもが、ひととおりセットになっています。文法間違いやヒントも即座に表示されて、とても感動しました。なんて豪華なのでしょう。


　さっそく、いくつかの作例を試してみました。その中のひとつが、こちら。「遊びたいボードゲームをリクエストするアプリ」です。（書籍の作例では、食べたいメニューをリクエストするアプリだったのですが、アレンジしました。）


　まず、メインメニューから、「重さ（かかる時間と労力）」を選びます。すると第２階層のメニューが出て、ボードゲームのタイトルを選べます。


　「ほどほど」から、「ギャラクシートラッカー」を選びました。タイトルと、現品の画像が表示されます。


　画像を長押しすると、「●●あそびたいな～！」という文面で、メールやSMSを送ることができます。（ただ、作例ではテキスト文面しか送れません。画像も添付しようとしたのですが、かなりハードルが高そうで、今回は諦めました。）


　過去にプログラム経験があったからかもしれませんが、意外とすんなりと、実機で動くアプリを作ることができました。
　開発環境を入れるところから始めて、１本目のアプリを実機で動かすまで、５～６時間くらいでした。


（補足）2021/12/10 Kotlinバージョンアップへの対処
　開発言語「Kotlin」は、かなり新しい言語であるため、比較的大きなバージョン更新が、まだ頻繁に行われているようです。本書籍は2019年６月の発刊です。2021年12月時点では、記載そのままでは動かない箇所が複数ありました。大きなところでは、以下の部分です。

・２章：「Kotlin Android拡張プラグイン」が廃止（deprecated）。現在は「Binding」を使う。
・５章：「PreferenceManager」が廃止。現在は「AndroidX Preference Library」を使う。
・６章：メールアプリと連携するには、現在は「queries」のマニフェストへの記載が必要。

　幸い、ネットに関連情報が豊富なので、なんとかなりました。詳しい修正方法は、おいおい当ブログで記載したいと思います。