Why my Android Studio does work so sloooowly?　アンドロイドスタジオの動作が遅い！

February 20, 2022

趣味のスマーホアプリ開発に、「Android Studio」を使っています。どうにも動作が遅く、困っていました。このたびメモリを増設したところ、快適に動くようになりました！

★Android Studioの動作が遅すぎる！
　昨年末ごろから、アンドロイド（Android）用のアプリの製作をはじめました。ようやく、成果物が完成しはじめました（→こちらの記事）。

　開発には、「Android Studio（アンドロイド・スタジオ）」という、Google公式のソフトを使っています。無料であるのに、ものすごく高機能です。ただ、困ったことに、私のPC環境では、動作が遅くなることが頻繁にあります。コンパイルが遅いのは容認できるとしても、エディタの操作中にたびたび動かなくなってしまうのは、どうにかならないものかしら。

　使っているPC環境は、以下の通りです。
・メーカー：マウスコンピューター（2014年購入）
・CPU：AMD A8-7600 4コア 3.10GHz（2020年更新）
・RAM：4.0GB（購入時のまま）
・OS：Windows 10 64bit （2019年更新）

　Android Studioのホームページ[1]によると、必要システムは、以下のようになっています。私の環境では、メモリが不足しています。
・CPU：x86_64 CPU
・RAM：8.0GB以上
・OS：Windows 8/10 64bit

[1]Google: Android Studio - download
https://developer.android.com/studio?gclid=Cj0KCQiA0p2QBhDvARIsAACSOOMv7LSwDi9QcjEMzsDGFQlayVmzBDQjvkts9VAdVqzVwdKOes2mVQsaAn_eEALw_wcB&gclsrc=aw.ds

★仮想メモリの設定！
　動作中の状況を見ると、メモリ不足が原因であることが、はっきりします。Android Studioだけを使っている状態で、3.2GBが使用中でした。物理メモリが足りなくなって、仮想メモリとして外部ストレージを使うことになって、処理時間が増してしまっているのでしょう。

　私のパソコンには、外部ストレージが２系統、搭載されています。CドライブはSSD、EドライブはHDDです。上のグラフを見ると、SSDに比べて動作の遅いHDDに負荷がかかっていて、これが問題のように思えます。

　そこで、仮想メモリの設定で、Eドライブを仮想メモリに割り当てないように、設定を変更しました（↓の左図から右図に変更）。これで、かなり動作が改善しました。少なくともエディターの操作中は、それなりに不満のない応答速度になりました。

★物理メモリを4GB→12GBに増設！
　ただ、常時仮想メモリを占有する、というのは、あまり好ましくないように思えます。そこで、物理メモリを増設することにしました。購入したのはCFD社の「D3U1600PS-8G（240pin DIMM DDR3-1600 8GB）」という製品です。ヨドバシ通販で、約3000円でした（メモリを買うのは約20年ぶりです。ずいぶん安くなっていてビックリです）。

　空スロットに差し込んで、無事に増設が完了しました。

　Android Studio動作時の状況です。総メモリ量が12.0GBに増加しました。5.4GBを使用していますが、まだまだ余裕があります。SSDの仮想メモリが、まったく使用されていない状態になりました。これは素敵です。

★ビルド速度が約1.5倍に向上！
　メモリ増設の効果を定量的に比較するために、メモリ増設前後の、ビルド速度を比較しました。同一のプログラムを用いて、リビルドを実行しました。

　増設前は、約２分20秒＝140秒。

　増設後には、約１分40秒＝100秒になりました！　およそ1.5倍の速度です。

　エディタの操作も快適です。以前は、オートコンプリートやエラー検出などにタイムラグがあって、作業待ちになることも多かったです。メモリ増設後は、サクサクと応答して、たいへん使いやすくなりました。

　快適な環境が整ったので、作業に集中して、有用なアプリ開発に励みたいと思います。

★アプリ「ライフポインター」もよろしくねッ！！★
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.release.jumat.lifepointer